社長になったばかりの頃、当時のメインバンク支店長から、大平会計事務所の大平所長のご本を4冊いただきました。

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社長業はおろか経営のことも何も知らなかった私は、その本を頼りに勉強し、時々商工会議所で開催される大平吉朗先生のセミナーにでかけました。
200名の満席の商工会議所の一番前の中央席に取締役と三並んで受講していたとき、「良いと思ったことはすぐやる、悪いと思ったことはすぐやめる」そんな簡単のことさえ、千人のうち一人しかできない。」という大平所長の言葉に頭を殴られたような衝撃を受けました。更に「良い会計士は会社を生かすが、悪い会計士は会社と心中する。」と言われて大ショック。
そして中小企業再生支援のパンフレットが3枚配られました
Aは、電話、メール、faxでの相談無料、指導員が毎月1回来てくれて指導。顧問料10万円/月。
Bは、メール、℡、メーfax相談無料、大平先生は2カ月に1回来社。顧問料5万円/月。
Cは、メール、℡、fax相談無料、大平先生は来社しない。顧問料1万円/月。

帰宅後すぐ実家の父に相談し翌日、朝一でBの申込書をfaxすると、午後一番で、所長のご長男の大平社長が来てくださいました。

その後、何回もこの言葉を思いだし、社内改革を進めました。 取引銀行も変え、手形を廃止、適材適所の人事移動、毎日の朝礼もやめ、全員参加のディミーティングの実施、作業場の移転、・・・人は変化を嫌います。何かを変えようとすると必ず反対があります。関連会社の工場長を降格したときは、非難の眼差しで見られました。顧問会計事務所を変えた時は、辛くて泣いてしまいました。
できていないこともいっぱいあります。 でも大平先生のこの言葉が無かったら、もっとできていなかったと思います。 当初は大平先生や大平社長にご相談に伺いましたが、今では担当のFさんがたいていのことに答えてくださっています。信頼できる顧問会計事務所を持つことの安心感は計り知れないです。
あの時いただいた大平先生の「同族企業の〇〇戦略シリーズ」4冊を、親しい方が起業される時にお贈りして喜んでいただいています。

 
ゆりこ

投稿者 yuriko