皆様、こんにちは。
日本初のモップメーカー日之出株式会社の松本ゆり子です。

日曜日の夕方、ほの国百貨店に行ってきました。
お気に入りのお店から案内葉書が届いていたことを思い出したからです。

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数年前まで、洋服はほとんど「ほの国百貨店」さんで買っていました。 しょっちゅう東京に行くのですが、洋服は見たことが無かったのです。
一つにはなるべく豊橋で買いたいという地元愛でしたが、一番の理由は仲好しの店員さんがいたからでした。
デザインは若々しく寸法は中高年のスタイルというそのブランドのコンセプトも良かったのですが、自社ブランドを颯爽と着こなす美人の店員さんがとても感じが良かったのです。いつも新作を一番先に見せてくれ、決して無理強いすることはなかったのです。それどころか、私が気にいっても「それは駄目、松本さんにはこっちの方がいい。」とはっきり言ってくれました。そして彼女の判断はいつも正しかったのです。おかげで洋服を選ぶのに時間がかからず、5分でスーツ3点セットを買ったこともありました。
選ぶのは早いのですが、買ってから20~30分ぐらいお店に滞在することも多かったのです。他の洋服やアクセサリーを見せてくれたり、今年の流行や着こなし方なども教えてくれましたし、息子さんやご主人のことなど世間話をすることもありました。私以上に仲のよい顧客も多いらしく、お客さんと一緒にゴルフに行った話なども聞いたことがありました。
いつのまにか、毎月彼女のお店から何かしら買うようになっていました。
10年近くそんな日が続いたのですが、お店のブランドの方向が変わり、私の必要な仕事用スーツ類が少なくなってきました。彼女の好みにも合わなくなり、悩んだ末とうとうお店を辞めてしまったのです。

それからは洋服は東京の伊勢丹新宿店で買うようになりました。ほの国百貨店さんにもあるブランドですが、伊勢丹さんの方が種類が豊富で親切だったからです。
そして、ほの国百貨店さんに行く回数も減ってしまいました。
ドンクさんのパンが大好きなので食料品売り場か、履きよい靴が揃ったお気に入りの靴屋さんに行くぐらいでした。6階の喫茶店で日曜日の午後のひとときを楽しむこともなくなり、コーヒーチケットが余ってしまいました。
そんなある日、気まぐれで入った婦人服店の店員さんが明るくて感じが良かったのです。何となく気になって、ほの国さんへ行ったときは、必ず寄るようになりました。気さくな応対も気に入っています。
そうなるとわざわざ東京に行かなくてもいいのではと感じるようになったのです。
ほんとうにその人に似合うか、その人の暮らしが楽しくなるかと真剣に考えてくれる店員さんの心はすぐわかります。自分の友達のために選ぶように考えてくれる店員さんのお勧めには、ほとんどのお客様は素直に聞いてくれるものだと思います。
つながりの経済の昨今、お友達のように親切な店員さんからしか買わない時代なのかもしれません。やっぱり人柄が一番大事ですね。
私も気をつけようと思います。

ゆりこ

投稿者 yuriko