先月業界30周年を記念して沖縄にまいりました。
沖縄返還40周年に合わせた30周年記念総会です。

沖縄ガラス 美しい沖縄ガラスの瓶入りの泡盛の古酒を記念品にいただき、
講演会が始まりました。
講師はNGO沖縄アジアチャイルドサポート代表理事の池間哲郎氏です。

何の予備知識も無く、全く期待していなかったのですが、
お話が始まってすぐ、引きこまれました。

全世界には、飢えや貧困に苦しむ悲惨な現状にある人々がいるのは、
もちろん知っていました。
以前、ワタミの渡邉社長の講演を聞きに行ったこともありました。

池間さんは、映像クリエーターです。
池間さんが、現地に出かけ、貧困に苦しむ人々と実際に会って、
会話して撮影した映像を見ながらの講演は、あまりに生々しかったのです。
私は、何も知っていなかったのです。

そんな悲惨な生活をしているにもかかわらず、明るくひたむきで、
わずかな食べ物を分かち合う子ども達!

null フィリピンのスモーキーマウンテン(ゴミの山)で、
出会った少女は
「あなたの夢はなんですか?」
と聞いた私に
ニコニコと明るい笑顔を浮かべながら
答えました。
「私の夢は大人になるまで生きることです。」


ーーーーーー池間哲郎さんの著書から抜粋ーーーーーーーー
池間さんが衝撃を受けた瞬間でした。

「一回でいいからお腹いっぱいご飯をたべたい。」
「僕は早く人間を終わりたい」
「僕は次に生まれるときは、人間ではなくて犬になって生まれたい。」

そんな辛い状況なのに・・・

貧しさのため、8歳のとき親に捨てられた少女の夢は、
「私の夢は早く大きくなって、お父さん、お母さんを探し出して
幸せにすることです。」

零下30°Cの厳寒のモンゴルで、マンホールの中でゴキブリやネズミと
ゴミにまみれて生き延びた少女です。
モンゴルでは郊外で火力発電をすると同時にお湯を沸かし、
マンホールの中送水管ので町に運んで、ビルの暖房をしているのです。

零下60°Cにもなる寒波で、家畜が死に絶えた遊牧民の子どもたちが
都会に捨てられ、マンホールでしか住むところは無く、「マンホールチルドレン」
と呼ばれているのです。

涙が溢れてきました。

池間さんは、言います。

貧しさで、世界中で一日に4万人以上もの人が死んでいくことを・・・
そのほとんどが子ども達だということを・・・

◎理解すること

◎少しだけ分けてください。

◎一番大事なことは、自分自身が一生懸命に生きること。

講演を聞いたのは、私の誕生日の前日でした。
素晴らしいバースディプレゼントをいただいた気がしました。

7月のディミーティングで、社員全員に話しました。
一生懸命に生きて充実した人生を送って欲しい・・・
裕福でなくても、少しでも分ける人になって欲しい・・・

私も、できる範囲で寄付を続けたいと思います
何より、一生懸命生きていきたいです。

日本中の子どもたちにも伝えたいと強く思いました。
ゆりこ

投稿者 yuriko