2009年9月

手袋生まれのエコ帆布「由布」・・伊勢丹デビュー

「由布(ゆう)」は、工作用の白い綿手袋から生れました。

軽くて柔らかで、古布のような独特の風合いのある日之出自慢のエコ帆布です。



「由布」とは、由來(ストーリー)のある布、種々な繊維製品を経由して

蘇った布という意味です。


「由布」は、木綿(ゆう)、優しさの優(ゆう)、あなたへのYOU(ゆう)に通じます。



愛知県の自動車部品メーカーで使用済みになった工作用の白い綿手袋を

岡崎市で、反毛(ワタに戻すこと)して、紡糸したリサイクル糸を、

豊橋市の芳賀織布工場の昔ながらのシャトル織機で織り上げました。



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「OTOME FUO」は、エコ帆布「由布」に、今は織る人が途絶えた

幻の三河木綿「刺子」をアレンジして創作した「エコカッコイイバッグ」です。




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「OTOME FUO (おとめ ふう) トート 」



芳賀さんは、50年以上も昔から、日之出の乙女雑巾を織って下さっていました。

今では、高価な野蚕のシルクのショールも織っていらっしゃいますが、

実は、全国の酒屋さんの帆前掛けを一手に織っている織元さんなのです。



日之出は、厳しいレンタル使用に耐える丈夫なモップを作っているので、

帆布も国産の一流品を使用しています。

京都の超一流のかばん屋さんと同じ織元のこの帆布も素敵ですが、

芳賀織布工場さんで織って戴いたエコ帆布「由布」は、何とも言えない

やさしい味わいがあって大好きです。



いよいよ明日から、伊勢丹デパート新宿店本館7階=催事場で

「ニッポンの手仕事展」
が始まります。

「やさしい生活」のテーマの、作り手の「やさしさ」~自然を大切に~コーナーで

オンラインショッピングにも掲載して戴きました。



初日の29日(火)は、バッグ開発リーダーの春江さんと一緒に、会場に詰めて、

皆様に作り手の思いをお伝えしたいと願っています。



他にも、素晴らしい日本各地のこだわりの逸品が展示されますので、

ご家族、ご友人お誘い合わせの上、お出掛け下さいますれば嬉しく存じます。



私は、3日(土)、4日(日)にも会場におりますので、ご来場の折には、

お気軽にお声を掛けて下さいますようお願い申し上げます。


伊勢丹で販売します。・・日之出製エコ帆布バッグ

日之出製のエコ帆布バッグ「OTOME FUO」が、、新宿の伊勢丹デパート

9月29日(火)~10月4日(日)まで展示販売して戴ける事になりました。



https://www.isetan.co.jp/icm2/jsp/store/shinjuku/index.jsp



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「OTOME FUO S」です。



伊勢丹デパートさんと青山のセレクトショップRinさんの共同企画で、

「日本の伝統の技に、モノを大切にする作り手のにやさしさをプラスした、

環境にもやさしい品々」
を展示販売するという試みです。



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Rin店内での展示の様子です。



2003年に、工作用の白い手袋からエコモップを開発して以来、

「リサイクルだけど美しい、エコだからこそ美しくなくてはならない。」と、

思い続けてきました。



モップ、マットで日本で初めてエコマークを取得した5~6年前、

一流店で、日之出のエコ製品をを販売したいと思いつきました。

ものの売り方も、流通業界の仕組みも何も知らなかった素人社長の私は、

いきなり大手通販会社や一流デパートに電話を掛けました。

「エコモップ、マットは、売れませんので・・。」

「当社は、リサイクルには興味がありません。」



当時は、リサイクル製品は、見栄えも品質も悪いというイメージだったのです。

エコ展やロハス展が頻繁に開催される今では、信じられないことですが・・



社員の皆様からたくさんのアイディアを戴き、環境省のマイバッグコンテストに

応募したのも、懐かしい思い出です。

日之出で2点、社員個人名で2点制作して、内2点が84点に残り、

インターネット投票で3位に入れば、環境大臣賞が戴けるはずでした。



ファッションの伊勢丹と定評のある超一流デパートで販売して戴けるのは、

目標へ一歩近づいた気がして感無量です。



もし、お時間がありましたら、伊勢丹デパート新宿店本館7階催事場の

「ニッポンの手仕事展」にお出掛け下さいますれば、嬉しく存じます。



日之出と社員のみんなの夢「エコ帆布バッグで日本一のブランド」を目指して

努力してまいりますので、皆様、どうぞご支援下さいますようお願い申し上げます。


見捨てないで下さい!・・介護の孤独

今日、縫製メンバーのHさんが、お別れの挨拶に来社されました。

昨年暮れからご主人のご病気のため、休んでいらしたのですが、

お義母さんも具合が悪くなられたのです。



ミシン仕事が大好きな彼女は、いつも真剣な眼差しの中にも

嬉しそうにモップを縫っていました。

2月の創立88周年研修会には、無理を言って参加して戴き、

久しぶりに明るい笑顔を見せて戴いたのですが・・



「誰でも、いずれ通る道ですから・・・」

介護に専念されるそうです。

10年もの間、真面目に勤めて下さったのです。

「ありがとうございます。」

「どうぞ、無理し過ぎて疲れないように・・。

たまには気晴らしにお顔を見せに来て下さい・・」



つい2週間前には、Tさんが、退社されたばかりです。

ご実家のお父さんの看病をしていらしたお母さんが急逝されたのです。

お通夜の席で、あまりに突然の事に泣き崩れている彼女に、

「お身体大事にしてね・・」としか言えませんでした。



Tさんは、1月に入社したばかりですが、素晴らしい腕の持ち主でした。

自動車不況が巡り巡って、いい人が来て下さったと喜んでいました。

カーシートを縫っていた前の会社で、

「景気が良くなったら戻って来てね・・。」と言われているそうなので、

「給料は負けるけど、居心地の良さで日之出を選んでもらおうね。」と

リーダーと話していたのですが、仕方ありません。



看病の目途がつき、お家が落ち着いたら、日之出に声を掛けて下さるそうです。

短い間でしたが、心が通じ合った気がして嬉しいです。



そういえば、いつもハキハキと意見を言ってくれるNさんのお義母さんも、

このまえ救急車で緊急入院されたのでした。



家族の看病、介護はいつも女性の肩に掛かってくるのです。



数年前、ある高官が「親を家でみるのは当たり前。」と

言われた事を悲しく思い出します。

そういう方に限って、親のお世話を自分でしたことが無いのでしょう。

看護師さんやヘルパーさんを雇うのだと思います。



日之出は女性の多い会社です。

皆さん、一所懸命子育てをしながら、家計も助けたいと頑張っています。

家族の看病や介護を担うのも、ほとんど女性です。



一人での介護の大変さは、想像以上です。

体力的にも厳しいですが、孤独感が心を蝕みます。



行政に携わる方々には、

女性が安心して子育てができる社会、

介護や看病に押しつぶされそうになっている人の孤独感を

見殺しにしない社会を実現して戴きたい。」
と、

心よりお願い申し上げます。


ブックマーク
松本百合子

日之出株式会社

有限会社ダストクリーン

Otomeショップ